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2012年04月29日

海底熟成古酒「じゅごんの里」の箱作り

辺野古の海、大浦湾の海底で熟成された古酒「じゅごんの里」の箱の製作のお話。
エコツーリズムの「ジュゴンの里」代表であり、ジュゴン環境アセスメント監視団事務局長の東恩納琢磨さんより毎年ご注文いただいています。

泡盛を海底で寝かせることで、1年で5年に相当する熟成が進むとの事。以前私も1本いただきましたが、たしかに古酒、旨い。

この「じゅごんの里」を収める木箱100個の製作です。
材料は杉板。
その杉板は、全部で22cm*200cmを34枚(4坪と2枚)使う計算。
でも結局40枚以上を使いました。材料費もバカになりません。

なぜ、そんなに余分がいるかといえば、まずは、死に節。節の中で、樹が立っていた時から枯れていた枝の節は死んでいます。スカスカであったり、ぽろっと落ちて穴があきます。
化粧箱というほどの箱ではありませんが、穴のあいた箱を作るわけにはいきません。
その死に節を外して木取りをしますので、どうしても計算どおりにはいきません。

海底熟成古酒「じゅごんの里」の箱作り



部材の加工が終わって、これから組み立てに。部材は箱ですから一箱につき6枚×100個で、計600枚にもなります。

海底熟成古酒「じゅごんの里」の箱作り



組み立てが終わりました。釘打ち1200本!一日仕事です。ちかれた。

海底熟成古酒「じゅごんの里」の箱作り


目違いの修正、バリとりのペーパーかけを終えて、「じゅごんの里」を入れたところ。

正確に丁寧に数をこなすという純然たる職人仕事。
無事納品しました。
海底熟成古酒「じゅごんの里」は、酒税法の関係により一般販売は行っていませんが、ご関心のある方は、>じゅごんの里までお問合せください。



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