森の樹つれづれ日記

今回は身内からのご注文の話。

伊勢に住む義理の妹のK美ちゃんより、「お兄さん、鶏の時計作れる？お店に飾りたい。羽がぶわっとして尾が優雅に長いの」とのこと。

K美ちゃんは、ちかく、鶏料理のお店を開く予定。

伊勢神宮の神の使いも鶏。天照大神の天の岩戸に出てくる長鳴鳥から。

というわけで、伊勢神宮の境内にはたくさんの鶏が放し飼いにされている、とのこと。
画像検索すると、尾が他の鶏に比べると長くて優雅な感じ。

うーん、できるかな、できないかな、まあやってみよう、ということで製作しました。




出来た！

材は琉球松
トサカは、イスノキ（ユシギ）
脚はセンダン

優雅な気品と可愛らしさの同時追求！なんつって。

実は、６月の名古屋で開催された「木工家ウイーク」の出展に伴い、その前日K美ちゃんに、伊勢神宮の案内もしてもらっています。
横殴りの雨が降る生憎の天気でしたが、初伊勢参り。古の大和の様式に触れることができました。
伊勢に比べると、奈良も吉備津もずいぶん時代が下るな、と実感。

以下、巨大檜他お伊勢参りの写真です。